BAL-SLANG Ver.1.02 最終更新日:2002年11月20日

・「電脳戦機バーチャロン フォース」のバル系列機体に関連する俗語辞典です。Web上などで見られるバルスラングの収集、解説を行なっています。
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・[武装名称][用語][技][芸]などの分類をしています。その中で、(オフィシャル)と付け加えられているものは公式の用語、(OT由来)と付け加えられているものはオラタンバルの時に広まった名前をそのまま今回の類似の技にも流用している事を表します。
・同じ内容を表す用語が複数ある場合には解説の後に[同意語]として併記しています。その際、編者が主観的に判断した使用頻度を補足しています。また、ヒットメーカーが公表したオフィシャルな名称には(オフィシャル用語)との表記をしています。


◆ あ ◆

アダムスキー [武装名称:単体特殊技]

バル・バ・ティグラなど四脚型の機体でE.R.L.全地上設置後にTCW(JTCW)。
4つの腕・脚ビットがそれぞれ上下に合体し、中央部分にビームの刃を形成しながら敵機に襲い掛かる。動きが遅いため敵機に当てるのは容易ではないが、命中するとかなりのダメージを与える上、追加で痺れ効果もある。
その形状がUFO的であったためこの名前が付いたのだが、あえてツッコミを入れるとするならばアダムスキー型UFOはこのような形ではないと言いたい。
別名E.R.L.カッターなどとも呼ばれる。

 関連アダムスキーリフレ単体特殊技バル・バ・ティグラバル・セ・リムゾ

[同意語]

・パワー・ソーサー (オフィシャル用語)
・E.R.L.カッター (使用頻度・普通)


アダムスキーリフレ [技名称]

アダムスリフレとも。
その名の通り、アダムスキーをリフレクトレーザーの反射板に利用する合体技。どことなく「スーパーロボット夢の競演、見よ必殺の合体技!」とかそういった煽り文句を思い出させる、夢のある攻撃と言える。
『アダムスキー後に僚機パラボラ設置→僚機TCW入力』によって発動させる場合と、『僚機のリフレクト発動後にアダムスキー入力』の二つがあり、前者はアダムスキーが中継板(リフレクター)になり、後者はアダムスキーが最終反射板(アタッカー)になる。
アダムスキーは常に動いているため、リフレクトの弾がビットを逸れてどこかへ飛んで行ってしまう事もあるが、それはまぁご愛嬌である。

 関連アダムスキー



似非影縫い [芸]

デルタエンドを用いた芸の一つ。
四角錘デルタを構築する条件でE.R.L.設置をした後、脚ビットを1個強制帰還させ、戻りきる前にデルタ入力を行う。
この手順で完成したデルタエンドは脚ビット3個のデルタにも関わらず、頂点から4本のビームワイヤーがのびており、その一本がステージ中央に突き刺さったグラフィックを見せる。
ただし拘束能力は通常の脚3個デルタのそれと同じ。4本目のワイヤーには(おそらく)なんの能力もない。頂点からの攻撃も不可能である。

発見当初は「すわ、オラタン影縫いの再来か!?」と皆を色めきたたせたが、検証の結果単なるグラフィックのみの非実用技ということが判明した。
だが、バル芸が少ない折だったためか、これはこれで「芸が増えた」と喜ばれた。

 関連デルタエンド



エビ [武装名称:ダッシュ近接(OT由来)]

バルシリーズのダッシュ近接RWを指す。両腕にブレードを形成し、自ら倒れこみながら機体右側面〜後方までを斬る攻撃。当たれば相手のシールドゲージをごっそり奪えるが、転倒状態になるためその隙はあまりにも大きい。
両腕ビットを外した状態での攻撃判定のないエビは「生エビ」「むきエビ」などと呼ばれ、芸の一つに数えられる。



◆ か ◆

気合パンチ [武装名称]

バル・バ・ティグラなど四脚型機体のダッシュCW、厳密には前系ダッシュCWを指す。
腕ビットがエネルギーフィールドを纏い、敵機に向かって突進していく攻撃。
名称的に「鉄拳」と混同しそうではあるが、オーラを纏っている=気合が入っている、というあたりで区別される。
ビットによる直接物理攻撃という、どことなく「バルらしからぬ」武装ではあるが実はOMGバル・バス・バウ直系の技である(ジグラット撃破後の遺跡崩壊拳)。

 関連バル・バ・ティグラバル・セ・リムゾ

[同意語]

・ロケットパンチ (使用頻度・普通) 鉄拳と紛らわしい。
・直当てビット (使用頻度・普通)


ゴムひも [武装名称(OT由来)]

バル・ディ・メオラなどニ脚型機体のしゃがみCWを指す。
脚ビットを射出し、双方の間にビームストリングを張り敵機に向かって飛ばす攻撃。ビームストリングの部分に当たった敵機は痺れ状態になる。また、E.R.L.部分に当たった敵機はこける。

E.R.L.部分の転倒性能・相殺能力は強力で、奇しくもE.R.L.同士の幅がライデンレーザーの幅とほぼ一致していることにより、正面から撃たれたターボレーザーを完全に塞き止めたという報告もある。

 関連バル・ディ・メオラバル・メ・リーノ



ごんぶと [武装名称]

あるいは「極太」。概ね、バル・バ・ティグラのTCWを指す。
ただ、タングラム召喚の収束レーザー(グランド・スティンガー)を指す場合もあり、判断に注意が必要である。
同様に「タングラムレーザー」と言った際、大抵は召喚収束レーザーを指すが、中にはティグラTCWの意味で使う者もいる。

紛らわしい事この上ないが、レーザーのグラフィックが使い回しで双方の違いはないため、それを考えると仕方ないのかもしれない。



◆ さ ◆

指揮官機体 [用語]

ない。



女性型バル [用語]

XBV-821f系列のバルシリーズ。現在確認されているだけでバル・メ・リーノ 、バル・ミ・ランダ、バル・セ・リムゾの3体がある。
それぞれ無脚型(浮遊型)、ニ脚型、四脚型で、大まかな武装はそれぞれの男性型バルと変わりはないものの、一部ダッシュ近接攻撃やTCWなどの攻撃が変化していたり、その他、弾の軌道や威力、消費ゲージなどの点で細かな変更が多々されている。
男性型機体と比べて各種行動時の硬直が減少しているなど機動性能がUPしている反面、装甲の弱体化がみられるなど、「速くて薄い」方向で調整されているようである。
Ver.7.6以降、多少支給されやすくなったとされるが依然レアリティは高く、所有者は羨望の眼差しで見られることもある。

余談ではあるが、女性型バルでGAME OVER画面になったとしても流れるBGMは男性型諸機体のそれと同じであり、女性型バルがまっとうな「女性型VR」とは認識されていないらしい事が窺える。

 関連バル・メ・リーノバル・ミ・ランダバル・セ・リムゾ



スケート [芸(OT由来)]

バル・バ・チスタでの地上ダッシュ中に片方のレバーをニュートラルに小刻みに入れる事によって、あたかも片足で滑っているように見せるという芸。バル芸人の基本中の基本とも言える芸である。
ちなみに空中ダッシュ中に行う同様の芸は「痙攣飛行」などと呼ばれる。

オラタンVer.5.66の際「ダッシュ中レバー入れっぱなしでQMボタン連打」でも擬似的にスケートができていたのだが、フォースにおいてもそれは受け継がれており、味方指示ボタンを連打することによってもスケートをすることが可能である。



0反射リフレ [技名称]

ゼロはんしゃリフレ。
あたかもパラボラビットから直接、リフレクトレーザーの弾丸が発射されているような高速攻撃を可能とする技だが、なんのことはない、その方法はただスターターとなる設置ビットとパラボラビットを重ねるだけのことである。
だが単純ではあるものの、弾丸がスターターからアタッカーへ移動する間のタイムラグがないため、リフレ入力後すぐに攻撃を発動することができ、その速度たるやリフレを敵機の硬直狙いで使う事もできるほどである。
基本的に2回ジャンプして同じ場所にE.R.L.を設置しなければならないというリスクはあるものの、狙える局面では狙っていって損はないと思われる。

通常、2回のジャンプ設置を基本とするが、後述の低空設置と組み合わせて1回のジャンプ設置で済ます「低空0反射リフレ(低空0設置)」や、障害物の高さを利用した「壁裏0反射リフレ」などの応用もある。

◇低空0反射リフレ
地上で左手設置をし、即ジャンプ→パラボラ低空設置(JTRW後、一拍置いてしゃがみ入力)。
タイミングさえ憶えれば、この方法で引き上げた左手と引き下げた右手を完全に重ねることができる(一部機体除く)。

◇壁裏0反射リフレ
壁にめり込むように脚設置をすると、障害物の上に脚ビットが設置されることを利用した0反射リフレ。
あとは壁裏でパラボラをジャンプ設置するだけで、極めて安全に脚ビット→パラボラの0反射リフレを撃つことができる。
パラボラの高さと壁の高さが完全に一致する障害物は多くはないが、低空設置を利用して高さを調節することによりある程度はフォローが可能である。

 関連低空設置リフレクトレーザー



◆ た ◆

大車輪 [武装名称:ダッシュ近接(OT由来)]

バル・バ・チスタなどニ脚型機体のダッシュ近接CWを指す。
体を卍型にし、手足のE.R.L.からブレードを形成して回転しながら突っ込んでいく攻撃。見栄えが良く、当たった時の威力もかなりのものである事から好んで使う人間も多い。
ちなみに追い撃ちにも使える。
某マンガの影響から「カラダ手裏剣」と呼ばれる事もある。

 関連バル・バ・チスタバル・ミ・ランダ

[同意語]

・カラダ手裏剣 (使用頻度・普通)
・マンジー (使用頻度・稀)


DR(ダブルリフレクト) [技名称(OT由来)]

自機と僚機双方のパラボラビットが設置されている状態でのリフレクトレーザーを指す。
通常、一回反射のリフレクトレーザーが二回反射して敵機に襲い掛かる。オラタンバルのDR(ダブルリフレクト、あるいはダブルラピッドレーザー)と同様の機能形態であるためDRの名で呼ばれる。オラタンバル同様、一回反射の時よりもダメージが高くなっている。

リフレクターが2つ必要なためバルが2体いないと発生しない技であり、その意味では複合特殊技の一つと言えるかもしれない。

 関連複合特殊技リフレクトレーザー



タングラム召喚 [武装名称:複合特殊技]

バルシリーズ2体によって発動することのできる複合特殊技の一つ。ステージ中央上空にタングラムを召喚し、そこから破壊力の高いレーザーを放つ攻撃。
僚機と併せて8つのE.R.L.を設置した後にTCW(JTCW)入力。ただし、入力の仕方によって以下の2つに分岐する。

◇収束レーザー
上記条件で両方のバルが(ほぼ)同時にTCW(JTCW)入力。ステージ中央上空にタングラムが形成され、そこから収束レーザーが発射されてステージを1〜2周なぎ払う(敵機位置による)。レーザーは障害物を貫通する。

◇拡散レーザー
上記条件で片方のバルがTCW(JTCW)入力。入力がズレてもこれになる。ステージ中央上空にタングラムが形成され、そこから1機に対して1回ずつ、計2発の拡散レーザーが発射される。

なお、敵味方でタングラムを同時に召喚した場合、収束レーザー同士だと相殺しあう。収束レーザー対拡散レーザーの場合は拡散レーザーが一方的に負ける。
これを利用して意図的に収束レーザー同士をぶつけ合う「お見合い」なる芸も存在する。

 関連複合特殊技

[同意語]

収束レーザー
・グランド・スティンガー (オフィシャル用語)
拡散レーザー
・グランド・スプラッシャー (オフィシャル用語)


単体特殊技 [用語]

バルシリーズが一機体だけで出すことのできる特殊技の総称。E.R.L.を全て地上設置し、TCW(JTCW)で発動される。
今の所確認されているものは、
 ・バル・ディ・メオラ、バル・メ・リーノ(無脚型):トーチカ
 ・バル・バ・チスタ、バル・ミ・ランダ(ニ脚型):プラズマボール
 ・バル・バ・ティグラ、バル・セ・リムゾ(四脚型):アダムスキー

の3種。
どの技も「当て難いが、当たった時のダメージ・効果は大きい」という特徴を持つ。

 関連トーチカプラズマボールアダムスキー



低空設置 [技名称]

パラボラビットに代表される「空中設置の腕ビット」を、立ち状態の画面内に収まるぐらい低空に設置する技術。
ジャンプ設置の後、一拍おいてしゃがみ入力をすることにより空中に置いたE.R.L.が引き下げられる。
通常の空中設置に比べて着地に要する時間が少なくなるというメリットもあり、別項の0反射リフレなどと組み合わせることにより多様な使い勝手を見せる汎用基本技である。



鉄拳 [武装名称:近接(OT由来)]

バルシリーズの近接TRW攻撃を指す。右腕ビットを回転させ敵機に向かって砲弾のように撃ち込む、いわゆるロケットパンチ。
オラタンと異なりフォースの鉄拳は右腕ビット設置後にTRWを入力した場合、自機まで戻ってこない。ただただその場でバルが鉄拳モーションを見せつけるだけである。
……オラタン時代の「猫だまし」が手軽にできるようで、これはこれで面白い(猫だまし:LWのみダブルロックオンする距離でLW→RTRWを連続入力するバルバドスの芸。その場で鉄拳のモーションのみを取った)。
発射されたE.R.L.は直進しかしないものの、発射時に本体のバルが微妙に方向修正をするため前方のそれなりの範囲をカバーしている。

[同意語]

・ロケットパンチ (使用頻度・普通)


デルタエンド [武装名称:複合特殊技(OT由来)]

バルシリーズ2体によって発動することのできる複合特殊技の一つ。ピラミッド型のフィールドを形成し、敵機をその中に閉じ込める。
某、いにしえのジャンプマンガの必殺技名を由来とし、オラタンバルの類似の技がこの名で呼ばれていた。
画面上に存在するE.R.L.の数によって以下の2つに分岐する。

◇三角錐
僚機と併せて3つの脚ビット、1つ以上の腕ビットを設置する。この状態でどちらかがTCW(JTCW)入力。三角錐のフィールドが形成される。三角錐を形成するために使用されている全てのビットは攻撃に使用できない。

◇四角錐
僚機と併せて4つの脚ビット、1つ以上の腕ビットを設置する。この状態でどちらかがTCW(JTCW)入力。四角錐のフィールドが形成される。四角錐を形成するために使用されている脚ビットは全て攻撃に使用できないが、デルタ頂点となる腕ビットは攻撃に使うことができる。

デルタは入力時に発動側がロックしている敵機を中心として形成される。三角錐、四角錐ともに敵2体を捕獲することができ、拘束時間はフォース内時間で10秒。
その形状からか「ピラミッドフィールド」などという呼び方もされる。

 関連複合特殊技似非影縫い

[同意語]

・ビーム・エンクロージャー (オフィシャル用語)
・ピラミッドフィールド (使用頻度・普通)


トーチカ [武装名称:単体特殊技]

バル・ディ・メオラなど無脚型の機体でE.R.L.全地上設置後TCW(JTCW)入力。
設置され蜘蛛脚型になっている脚ビットの上部に腕ビットがドッキングし、2対の砲台と化して八方にレーザーを乱射する。別名E.R.L.砲台。
シューティングゲームの敵機にこんなのがいた気がする。

 関連単体特殊技バル・ディ・メオラバル・メ・リーノ

[同意語]

・トーラー・ファウンテン (オフィシャル用語)
・E.R.L.砲台 (使用頻度・普通)


◆ な ◆

項目無し []


◆ は ◆

ハーフキャンセル [用語]

オラタン時から存在する、CWを入力後片方のトリガーを放すことにより消費ゲージを抑えるというシステムの事。
バルシリーズはいくつか特殊なハーフキャンセルを有している。

◇通常CWのハーフキャンセル
バル・ディ・メオラなど無脚型機体のダッシュCW(クロービット)や、バル・バ・ティグラなど四脚型機体のダッシュCW(直当てビット)などの「E.R.L.突進系の攻撃」はCW入力後に片方のトリガーを放すことによってハーフキャンセルをする事が可能である。
この時、トリガーを引き続けた側のE.R.L.のみ敵機に向かって飛んでいき、放した側のE.R.L.は本体に、あるいは設置してあればその場所にそのまま残る。

◇特殊技のハーフキャンセル
上記の、通常CWをハーフキャンセルする事ができる機体はいくつかの手順を経て特殊技のハーフキャンセルもできる。
上記のハーフキャンセルによって右腕ビットのみを飛ばしたのち、特殊技の条件を整えてTCW(JTCW)を入力する(ただし、ハーフキャンセル後に再び通常CWを使っていない事が前提)。
この時発動される特殊技は右腕、右脚のE.R.L.のみが使用され、左側のE.R.L.は設置状態のまま残される。もう一度右側E.R.L.を設置して特殊技を発動してもやはり右側のE.R.L.しか使用されない。解除するにはダッシュCWで左腕ビットを飛ばせばこのフラグはリセットされる。
具体的にはアダムスキー、トーチカがハーフキャンセルできる特殊技と言える。

 関連アダムスキートーチカ



ハウスレーザー [武装名称(OT由来)]

バル・バ・チスタなどニ脚型機体のしゃがみCWを指す。一対の脚ビットが敵機上空まで飛んでいき、鳥篭のようなビームフィールドを展開する。
ギャラガのトラクタービームを思い出す人も多いらしい。……吸い込まれる事はなく、むしろ放り出されるのだが。

 関連バル・バ・チスタバル・ミ・ランダ

[同意語]

・シャワーレーザー (使用頻度・稀)


バル・セ・リムゾ [機体名称]

[XBV-821f-E BAL s RIMSO]
バルシリーズ派生機体。四脚型。バル・バ・ティグラの女性型と言われる。女性型上半身にティグラと同一の下半身が付いており、正直コワイ。蜘蛛女という感じ。

RW:マイン
LW:流星レーザー
CW:両腕ビットからの直線レーザー / TCW:全ビットを展開して4方向への直線レーザー
しゃがみCW:脚バルカン / DCW:気合パンチ

単体特殊技:「アダムスキー」などと呼ばれるE.R.L.カッターの形成。

スクリューレーザーが無くなり、その上ティグラに比べて装甲も薄いという、四脚機体の特長とも言うべき部分を失った機体である。
出現当初は「スクリューレーザーが無くなっただけのティグラで、はっきり言ってただの弱体化。使えねぇ」などとと言われていたが、使い込まれていくうちにティグラとはまた別の特長をもち、異なる戦い方を必要とされる機体であることが判明してきた。

現在は「ティグラより薄いとはいえ依然バル系列の中では装甲は硬く、加えて女性機体のレスポンスの良さと四脚機体の隙の少なさを併せ持つ優良な機体」と高く評価されている。
その特性から、おそらくバル系列の中でタイマン能力が最も高いとされる。

 関連アダムスキー気合パンチ



バル・ディ・メオラ [機体名称]

[XBV-821m-N BAL d MEORA]
バルシリーズ初期機体。無脚・浮遊型。下半身に釣鐘状の浮遊ユニットを装備している。愛称は「フラスコ」「マンダラガンダム」など。

RW:リングレーザー
LW:マイン
CW:両腕ビットからマイン2発発射 / TCW:全ビットからマイン4発発射
しゃがみCW:ゴムひも / DCW:リモートクロー

単体特殊技:「トーチカ」などと呼ばれるE.R.L.砲台の形成。

男性型バルの中では最も機動力に富む。
良好な機動性能と高い相殺能力、そしてチスタなど二脚系機体に比べると少しは堅い装甲のおかげで被ダメージはかなり少なく抑えられる筈である。
だが反面、放置されれば武装は届かない、当たったとしてもダメージは軽微、大ダメージを与えられるリフレクトマイン等は回避が容易、と相手に対して有効なダメージ源となる武器が少なく、ともすればエネルギータンクとしてだけで終わってしまう場合もある。
それを避けるため、放置されないよう相手に喰らいついていきつつ時にはトリッキーなこともしてみる等、多様なテクニックが必要とされる。

基本機体ではあるが、バル系列で最もつらい(プレイヤーにテクニックを要求する)機体とされている。一説には『上級者用機体』と書いてしまったがために、プレイヤーをメオラの時点で無理矢理ふるいにかけようとしているのではないか、などという言もある。

 関連トーチカゴムひもプロペラ



バル・バ・チスタ [機体名称]

[XBV-821m-A BAL b CISTA]
バルシリーズ派生機体。ニ脚型。前作のバルバドスを髣髴とさせる形状の人型機体となっている。初期機体でもないのになぜかバルシリーズを代表してカードにも描かれている不思議な機体。

RW:リングレーザー
LW:流星レーザー
CW:両腕ビットを敵機上空まで射出して撃つバルカンビット / TCW:全ビットを自機付近に展開して撃つバルカンビット
しゃがみCW:ハウスレーザー / DCW:両腕ビットを自機付近に展開して撃つバルカンビット

単体特殊技:「プラズマボール(元気球)」などと呼ばれるエネルギー球体の形成。

機動力は低く、各種硬直は大きく、装甲もかなり薄い。前線に出るには手数が少なく、支援機体として扱うには火力不足。
欠点だらけの機体に思えるが、だがそれでも戦闘局面に応じて採れる選択肢の多さから乗り続ける人間の多い、バル系列不滅の二脚機体である。

距離制限、壁の制約、ロックの有無を問わずに使えるバルカンにハウス。目の前の敵をあしらえるリング。狙撃に使える設置流星。相手にプレッシャーを与えられる(かもしれない)特殊技の数々。これらの長所を有効に活かし、命中率と火力の低さという短所を補う動きができれば、決して勝てなくはない機体といえる。

 関連プラズマボールハウスレーザー大車輪



バル・バ・ティグラ [機体名称]

[XBV-821m-F BAL v TIGLA]
バルシリーズ派生機体。四脚型。昆虫のような下半身を装備した異形・異色の機体。

RW:マイン
LW:流星レーザー
CW:両腕ビットからの直線レーザー / TCW:全ビットを自機前方に収束させて撃つスクリューレーザー
しゃがみCW:脚バルカン / DCW:気合パンチ

単体特殊技:「アダムスキー」などと呼ばれるE.R.L.カッターの形成。

バル系諸機体の中では特に攻撃力に秀でた機体といえる。
その特徴とされるTCWはD型ライデンの類似攻撃よりもゲージ効率がよく、回転率は高い。また、装甲もライデンクラスの堅さを有する。
移動速度、とりわけ歩きの速度は遅くダッシュ距離も短いが、移動時や攻撃時の各種硬直が極めて少なく機動性能自体はそう悪くはない。

その攻撃方法から後衛向きの機体にも思えるが、実際は遠距離武装は直線的でやや当てづらく、むしろ直当て武装や近距離兵装の方が使い勝手が良い。持ち前の装甲を活かして前に出る戦いを心掛け、放置されないようにしたいところである。

 関連アダムスキー気合パンチ



バル・ミ・ランダ [機体名称]

[XBV-821f-C BAL m LANDA]
バルシリーズ派生機体。二脚型。バル・バ・チスタの女性型と言われるが、モーションから下半身パーツまでなど新規造形されているある意味新機体。クネクネしている。

RW:リングレーザー
LW:流星レーザー
CW:両腕ビットを敵機上空まで射出して撃つバルカンビット / TCW:自機から敵機へ向けて、撃ちつつ進んでいくバルカンビット
しゃがみCW:ハウスレーザー / DCW:両腕ビットを自機付近に展開して撃つバルカンビット

単体特殊技:「プラズマボール(元気球)」などと呼ばれるエネルギー球体の形成。

モーションは独特で、旋回するだけでギャラリーの笑いが取れる芸人必携の機体。本当にクネクネしている。

歩き速度はチスタより遅いものの、ダッシュにおけるレスポンスの良さや各種硬直の少なさからチスタよりも格段に良好な機動性能を誇る。
また、ゲージ効率に難はあるが攻撃力的にも決して悪いものではなく、二脚の使い方を理解した人間が乗ればその性能を引き出せるであろう事は間違いない。

余談ではあるが、ミランダはエビを持たない。由々しきことである。

 関連プラズマボールハウスレーザー大車輪



バル・メ・リーノ [機体名称]

[XBV-821f-S BAL m RINO]
バルシリーズ派生機体。無脚・浮遊型。バル・ディ・メオラの女性型と言われる。

RW:リングレーザー
LW:マイン
CW:両腕ビットからマイン2発発射 / TCW:全ビットを自機前方に収束させ、巨大マインを1発発射
しゃがみCW:ゴムひも / DCW:リモートクロー

単体特殊技:「トーチカ」などと呼ばれるE.R.L.砲台の形成。

マインの消費ゲージが少なく、他機体に比べてマインを(いくらかは)多く撒くことが可能になっている。
また、マインの性能自体も射程が長くなっているなど他機体に比べて(少しは)良好と言えるかもしれない。

特徴はなんと言ってもTCWの巨大マイン。エンジェランのオパオパに匹敵する誘導能力を持ちダメージも高い。これを使いたいがためだけにこの機体に乗る事を熱望する人間も少なくないという。

 関連トーチカゴムひもプロペラ



バルレーザー [武装名称(OT由来)]

バルシリーズのしゃがみTCW攻撃を指す。バルビームという呼び方もあるが、一部の人によるとその名は邪道らしい。
あまり使われているところを見かけないが、E.R.L.がなくても撃てる事や出の速さ、そして強力な相殺性能を持つかなり使い勝手のいい武装ではある。
フォースになり様々な武装に翻弄される昨今、「バルシリーズのしゃがみTCW攻撃がバルレーザー」なのではなく、「しゃがみTCWでバルレーザーが出る機体がバルシリーズ」という説を提唱したい。

ちなみにオフィシャル用語の「ブレスト・バスター」はバル使いにかなり不評。

[同意語]

・ブレスト・バスター (オフィシャル用語)
・バルビーム (使用頻度・稀)


ビット [武装名称]

バルシリーズが装備している遠隔誘導兵器。正式名称はE.R.L.(EJECTABLE REMOTE LAUNCHER)。
際限なく弾が出たり、自動で動いたりする不思議兵器である。
E.R.L.はフィールド上に「設置」することも可能で、設置ビットから射出される攻撃は本体から攻撃した時とはそれぞれまた異なる性質を見せる。また、設置ビットは強力な相殺性能・転倒能力も持ち合わせる。

前作のオラタンにおけるE.R.L.はスタートボタンを押す事により、プレイヤーが任意にその属性を変更することが可能だったが、フォースになり「どのE.R.L.がどの武装を射出するのか」ということが固定されプレイヤーの意思で変更することは不可能になった。
因みに、E.R.L.にマーキングされているラインの数はその属性により各々異なっている。曰く、
 ・ライン1本=B属性=リングレーザー
 ・ライン2本=M属性=マイン
 ・ライン3本=L属性=流星レーザー

である。
戦闘時の画面上で見て区別がつくものでもないが、参考程度にまで。



複合特殊技 [用語]

バルシリーズ同士が二機組み合わさった時のみ発動する事のできる特殊技の総称。どの技もバル単機では設置できない数のE.R.L.が必要である。
TCW(JTCW)入力時にステージ上に存在するE.R.L.の数によって、
 ・タングラム召喚(収束・拡散)
 ・デルタエンド(三角錐・四角錐)
 ・ブラックホール(腕3・腕4)

のうちいずれかが発動する。

リフレクトレーザーも含めたそれぞれの発動優先順位は
 タングラム召喚>リフレクトレーザー>デルタエンド>ブラックホール
となっており、例えば、腕3・脚3のE.R.L.が地上設置されている時にTCW(JTCW)を入力するとブラックホールよりもデルタエンドが優先されるし、また、デルタやブラックホールの条件を満たしていてもパラボラビットが存在すればリフレが優先される。
なお、E.R.L.が8個存在する時は有無を言わさずタングラムが召喚される。

 関連タングラム召喚デルタエンドブラックホールリフレクトレーザー



プラズマボール [武装名称:単体特殊技]

バル・バ・チスタなどニ脚型の機体でE.R.L.全地上設置後にTCW(JTCW)入力。
機体前方に輝く球体が形成され、ノロノロと敵機に近づいていく。当たれば爆発しかなりのダメージを与える上、さらに敵機を拘束状態(一時的な入力不能状態)にするものの、対戦で当てるのはなかなか容易ではない。
オラタン・バルケロスの特殊技に因んで「ブラックホール爆弾」とも呼ばれる事もあるが、グラフィックがブラックホールではないためこのリスト内では「プラズマボール」の名で呼んでおきたいと思う。
「元気玉」などの名称もある。

 関連単体特殊技バル・バ・チスタバル・ミ・ランダ

[同意語]

・ビッグ・ポー (オフィシャル用語) 「ぽー」などと親しげに呼ばれたりもする。
・元気玉 (使用頻度・頻繁) むしろ最近は元気玉の方が主流。
・ブラックホール爆弾 (使用頻度・頻繁)


ブラックホール [武装名称:複合特殊技(OT由来)]

バルシリーズ2体によって発動することのできる複合特殊技の一つ。空中に敵側の攻撃を吸い込む黒い球体を形成する。
画面上に存在するE.R.L.の数によって以下の2つに分岐する。

◇ブラックホール(腕3)
僚機と併せて3つの腕ビット、1つ以上の脚ビットを設置する。この状態でどちらかがTCW(JTCW)入力。発動した機体の少し前方に黒い球体が形成され敵側の攻撃をしばらくの間吸収する。

◇ブラックホール(腕4)
僚機と併せて4つの腕ビット、1つ以上の脚ビットを設置する。この状態でどちらかがTCW(JTCW)入力。発動した機体の少し前方に黒い球体が形成され敵側の攻撃をしばらくの間吸収する。

前者、後者ともに敵2機体分の攻撃を吸い込む。詳しい効果の違いは不明。
オフィシャル用語は「CISディスポーザー」。電脳虚数空間へのごみ箱ということらしい。電脳虚数空間もいい迷惑である。

 関連複合特殊技

[同意語]

・CISディスポーザー (オフィシャル用語)


プロペラ [武装名称:ダッシュ近接]

バル・ディ・メオラなど無脚型機体のダッシュ近接CWを指す。両腕を組み、ブレードを形成して胴体を軸に回転しながら頭から吶喊する。
両腕ビットを外した状態では攻撃判定がなく、これでCPU1面のテムジンなどを押すと幸せな気分になれる。

ちなみにバル・バ・ティグラなど四脚型機体には両腕ブレードに加えて逆方向に回転する脚ブレードが付く。さしずめ二重反転プロペラといったところか。
「バルコプター」などと呼ぶ人もいるが、オラタンバルの同名の芸を思い出させるためかあまり広まっていない。

 関連バル・ディ・メオラバル・メ・リーノ

[同意語]

・バルコプター (使用頻度・稀)
・扇風機 (使用頻度・稀)


BOSS美原神拳 [芸]

オラタンバルにおける『グリコ』等に連なる「決めポーズ」系の芸。
歩きRWからレバーニュートラル→左右トリガー連打の入力で、歩き方向とは反対側(右歩きなら左側)に高速で正拳突きを放つ。勿論、攻撃は出ない。

相手に見せつけるために存在するだけの芸ではあるが、美原神拳を経てからなら普段はできないしゃがみ攻撃の連携(RW→LWや、RW→LW→RWなど)や、一部高速攻撃ができるようになる(時もある)ので、ひょっとすると実戦に組み込む未来がくる……かもしれない。



◆ ま ◆

マイハウス(Ver7.5) [技名称]

自分ハウス。Ver7.5において存在した技で、正しくは「カモナマイハウス」と言うらしい。
リャンバルカンと原理を同じくする技で、ハウス入力時に、

1:ノーロック状態でE.R.L.を設置。その後ロック切り替え
2:しゃがみCW入力

という動作をすることによってハウスレーザーが自機周辺で展開する。詳しい原理はリャンバルカン参照。

近接を狙いにきた相手に当てる事ができれば、それだけで勝った気分になれる素敵な技だったのだが、Ver.7.6へのバージョンアップの際にこのバグとも不具合ともつかない技は消滅させられた。

 関連リャンバルカン



マイン [武装名称]

M属性のE.R.L.から射出される誘導追尾兵器。フォースにおいての正式名称はフロート・セルと言う。
閉じたカプセルのような形状をしており、射出後一定距離を進んだのちカプセルが開いて敵機を緩やかに追尾するようになる。
カプセルが開く前と開いた後では性能が異なり、その変化する距離を見極めた上で使い分けることを要求される。

設置ビットから撃つマインは最初から開いた状態で射出される。
また、女性型機体のしゃがみマインは地面をポヨンポヨン跳ねて進む。カワイイ。

[同意語]

・フロート・セル (オフィシャル用語)


◆ や ◆

薬マイン [武装名称]

フォースのマインの事。オラタンマインと区別して表記する時に使われる。由来はそのカプセルっぽい形状から。

 関連薬切れ薬切れ中毒



薬切れ [用語]

射出後、マインがステージ内を漂っている間は武器ゲージが回復しないというフォースの仕様の事。

 関連薬マイン薬切れ中毒



薬切れ中毒(Ver.7.5) [用語]

Ver.7.5初期に存在した現象。「永久薬切れ」とも言う。
マイン射出後、ゲージが減っている時に空中レスキューダッシュをすることによってゲージが回復しなくなると現象で、回避方法は「各自が注意すること」以外に存在しなかった。
当時は「製作者側による不具合をプレイヤー側の努力で回避しなくてはならないのはバル使いの宿命(さだめ)みたいなもの」だと諦念にも似た気持ちで受け入れられていた。

Ver.7.5時にあったROM交換により、この不具合は解消された。

 関連薬マイン薬切れ



◆ ら ◆

リフレクトマイン [武装名称:特殊技]

リフレクトレーザー参照。
リフレクトレーザーの際、スターターにM属性ビットが存在するとマインがパラボラビットを経て火弾となって敵機に襲い掛かる。
とりたててレーザーとマインを言い換える必要性も無いように思われるが、火弾、光弾、レーザーではそれぞれ弾速・誘導性能などが異なるため、特に「リフレクトレーザーのマイン弾」について言及したい場合にこの単語が使用される。
マイン弾は強力な誘導性を持ち、弾速が遅いのが特徴。
「上空からふりそそぐ火弾」を表して「メテオ」などとも呼ばれる。

 関連リフレクトレーザー

[同意語]

・リフレクション・モードFBS (オフィシャル用語) FBSは「ファイア・ボール・ストライク」の略だという説や、「増えたぜバル使う初心者が」の略だという説など諸説紛々である。
・メテオ (使用頻度・頻繁)


リフレクトリング [武装名称:特殊技]

リフレクトレーザー参照。
リフレクトレーザーの際、B属性ビットから射出されるリング(光弾)を特に言い表したい時の単語。
マイン弾などに比べて特徴に欠けるせいか、あまりこの単語が使用されているところは見た事がない。強いて特徴を挙げるならば、音が小さく若干の誘導性を持ち、中程度の弾速である、といった所か。特徴がないのが特徴といえるかもしれない。

B属性ビットから発射されることから「リフレクトビーム」の名で呼ばれる事もある。……が、やはり使用頻度は少ない。

 関連リフレクトレーザー

[同意語]

・リフレクション・モードSPG (オフィシャル用語)
・リフレクトビーム (使用頻度・稀)
・圧縮リング (使用頻度・稀)


リフレクトレーザー [武装名称:特殊技]

B属性の腕ビットを空中設置した時のみパラボラビットに変形する。このパラボラビットとそれ以外の設置ビットが一つでもある時にTCW(JTCW)を入力する事によって発動する特殊技。
設置ビット(以降、スターター)一つに付き弾丸が2発発射され、パラボラビットを経由してロックした敵機に飛んでいく。弾丸はそれぞれスターターの属性によって「M属性ビット→火弾」「B属性ビット→光弾」「L属性ビット→レーザー」と変化する。
当たればダメージは大きく、テムジンなどから20%前後のゲージを奪うことができる。

◇アタッカー補足
自機のパラボラビットだけではなく、僚機のパラボラビットを利用してもリフレクトレーザーを発動させることができる。
ティグラなど、自機がパラボラビットを設置できない(B属性のE.R.L.を持たない)機体であっても、味方が設置したパラボラビットがあればティグラ側でTCW(JTCW)入力することによってリフレクトが発動される。
自機と僚機、双方のパラボラビットを設置されていた場合、発動した時に「発動した側の機体がロックしている敵機」へと弾が飛んでいく。この場合、スターターから自機のパラボラビット(リフレクター)へ弾が飛んでいき、さらに僚機のパラボラビットを最終反射板(アタッカー)として敵機に到達する。いわゆる、オラタンで言うところのDR(ダブルリフレクト)。オラタンと同じく一回反射の時に比べてダメージが増加している。

狭義ではリフレクト時の「L属性ビットから発射されるレーザー」を指す。L属性ビットから発射されるレーザーの特徴は、誘導性能は低いが弾速が速いというものが挙げられる。

 関連DR(ダブルリフレクト)0反射リフレ割り込みリフレ複合特殊技

[同意語]

・リフレクション・モードCBL (オフィシャル用語) 「狭義のリフレクトレーザー」を指すオフィシャル用語


リャンバルカン(Ver.7.5) [技名称]

Ver.7.5において存在した技で、ニ方面の敵を攻撃できるバルカンという意味から両面(リャンメン)バルカン、転じてリャンバルカンと名付けられた。
片方の敵機をロックした状態で腕ビットを設置後、ロック切り替え→CW入力という動作をすることによってバルカンビットが一つずつ、両方の敵機へ向けて飛ばす攻撃。
ロック切り替えによって「バル本体がロックする敵機」が変わっても、その敵機をロックオンサイトで捉えないと設置ビットのロックがし直されないため、それを経ずにCWを入力すると「E.R.L.自体のロックしている敵機」へと向かってしまう事により発生する。
ちなみにチスタなどのしゃがみCW(ハウスレーザー)で同様の事を行うと、脚ビットがバラバラに両方の敵機へと飛んでは行くものの先に到達した側でのみハウスが形成され、もう一方の側では何も起こらない。使い道は威嚇か芸か、といったところである。

なお、ノーロック時にE.R.L.設置→CW入力を行うとバルカンやハウスは自機の周りで攻撃を展開する。→マイハウス参照。

Ver.7.6へのバージョンアップの際にリャンバルカン、マイハウス共にその存在を消滅させられ、多くの二脚バル使いを困惑させたり消沈させたり奮起させたりした。

 関連マイハウス

[同意語]

・分割バルカン (使用頻度・普通)


リングレーザー [武装名称]

B属性E.R.L.から射出される環状光学兵器。有無を言わせない相殺性能を持ち、弾丸形状のものであればテムジンの前ビであろうがフェイのハートビームであろうがなんでも相殺する。
けれどターボ攻撃には弱いんだ。

過信しすぎるとたまに痛い目にあう時がある。



流星レーザー [武装名称]

L属性ビットから射出される尻尾のついた誘導レーザー。ダメージ、転倒率共になかなかのものがある。設置ビットから狙撃するように使うと効果的。
正式名称は「AVS アーム・ショット」と言うらしい。

[同意語]

・AVS アームショット (オフィシャル用語)


◆ わ ◆

割り込みリフレ [技名称]

バル二機体の時、片方のバルがリフレクトレーザーを発動している最中にもう一方のバルがパラボラビットを設置する事によって生じる変則リフレ。
もう一機がパラボラビットを置いた瞬間から、そのリフレクトの性質はDRになる。ただし、通常のDRは発動後に両方のパラボラビットが帰還するのに対し、割り込みリフレの場合は後から置いた側のパラボラビットは帰還せずにそのまま残る。
これにより、スターターを再設置すれば即座に次のリフレクトを撃つ事も可能である。
二機により割り込みリフレを延々と続ける事により、間断なくリフレクトの雨を降らせる事もできる。
初心者にとっては恐怖の攻撃となりうるだろうが、中級者程度の相手にはあっさりと隙をつかれて途中で中断させられるのがオチだろうと思われる。

 関連リフレクトレーザー